夢で高く翔んだ

Since when would it also be run down so much?-Cynthia

ORASシーズン17使用構築 ライボランド*FINAL 【最終レート2006】

 ORASラストシーズンお疲れ様でした!今期は主にサブロム:AprilYourLie(四月は君の嘘)で潜っていました。対戦して下さった方はありがとうございました!

 今期は最後という事でせっかくならメガガルーラで上のレートを目指そうと思っていました。実際1800くらいまではガルーラで上がっていきましたが、やはり自分は長くメガライボルトを使ってきた為、最後も浮気せずライボルトで潜ろうと思い、結局ライボランドに落ち着きました。

 しかし今回のライボランドは前期とは大きくコンセプトを変え、ライボランドに頼らず受け回せる構築にしようと考えました。理由としてはライボルトがお世辞にも強いポケモンとは言えない為(少なくともメガ枠としては)、過剰なライボルトの選出はゲームメイクが不安定になると考えたからです。

 以下が並びになります。

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【個体解説】

f:id:nemo00960807:20161018115443g:plainライボルト@メガ石

特性;静電気→威嚇

性格;臆病

※メガ進化後
実数値;145-xx-100-187(252)-101(4)-205(252)
(B30のめざ氷個体)

技構成
ボルトチェンジ
・10万ボルト
・オーバーヒート
・めざめるパワー氷

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 いつものCS特化。上位レート帯になるほど刺さるポケモン。今期は前期に比べ冷凍ビームガルーラが減少した代わりにグロウガルーラが増えた印象だった為、ライボランドは比較的機能し易かった。CS特化がライボルトの結論だと思う。書きたいことは前期の構築記事に書かせて戴いたので省略。強いか弱いかでいったら多分弱い。

 64/95 選出率(この6体の並びにおいて)67% (前期比選出率14%減)

 選出時勝率68%

 

f:id:nemo00960807:20161018115505g:plain霊獣ランドロス@ゴツゴツメット

特性;威嚇

性格;腕白

実数値;191(220)-170(36)-154(236)-×-101(4)-113(12)
(H29の妥協個体)

技構成
地震
・岩石封じ
・蜻蛉返り
ステルスロック

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 ここまでは前期と同じライボランドの並び。調整も特に2体とも疑問点は無かったのでそのまま同じ個体を流用した。ステロはほとんど打たない。威嚇込みでクレセリア並のB耐久を誇り、かつA170と十分な火力が出る物理受け。ただし消耗品の為役割集中に弱く、またガルーラを筆頭として不意の氷技やめざ氷といった役割破壊技に弱いのも特徴。こちらも詳しくは前期の記事で書いたので省略。

 先述したが今期は前期大流行していた冷凍ビームガルーラが若干減ったように感じた為、比較的動かしやすかった。95戦回してこいつがガルーラに冷凍ビームを浴びたのは1度だけである。D下降補正H4振りメガガルはメガライボの10万Vで95.7%の高乱数2発なので明らかにビーム打ってきそうなガルーラにはボルチェンでこいつに繋がずライボで突っ張って10万2発で沈めていた。

 74/95 選出率78%

 選出時勝率62% 

 

f:id:nemo00960807:20161018115514g:plainマリルリ@ラムのみ

特性;力持ち

性格;意地っ張り

実数値;175-112(252)-128(220)-×-100-75(36)

技構成
・じゃれつく
アクアジェット
・叩き落とす
・腹太鼓

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  ここからが前期と違う点になる。前期の色マリルリとは違う個体。

 ライボランドマリルリの基本選出はガルガブゲンボルトスイクンバシャに代表される厨パへの勝率が非常に高く、ORAS環境でレートするにあたってこの厨パへの明確な回答を崩す必要が無いと判断したためライボランドマリルリの並びは維持した。

 前期は両受けの可能な比較的対面性能の高いチョッキマリルリを使用していたが、今回はチョッキを外した。理由は2つあり、1つは腹太鼓を入れたかった為である。これを入れることで従来のライボランドマリルリでは崩せなかったクレセリアを突破することが可能となる。またスイクンにもライボルト以外で致命傷を与えられるようになったのも大きい。

 2つ目はマリルリが倒したいポケモンは物理方面に多く、倒したい特殊アタッカーはチョッキが無くても倒せることにようやく気が付いたので今期はAB方面に振り、かつ主に対カバ用のラムの実を持たせた。Sはこちらのランドと相手のマリルリが偶発対面したときのマリストップ用の-1最速マリルリ抜きである。この調整が生きることは比較的多かった。

 ABsマリルリを使う判断は正しかったと思うが、正直ラムマリルリとかいう洒落たポケモンなんか使わず素直にH176にしてオボン持たせた方が確実に強い。調整変えるのが面倒だった為そのままラムで突き通したがカバがそもそも減ったのと、Bめっちゃ振ってるにも関わらずガブとかマンムーのタイプ一致地震が受からないのが最高に弱かった。オボンを強く推奨。叩きと馬鹿力と滝登りは好みだが正直滝登りを入れて役割特化にするのが正解であったと結果的には感じている。

 49/95 選出率52%

 選出時勝率61%

 

f:id:nemo00960807:20161018115530g:plainブラッキー@たべのこし

特性;シンクロ

性格;穏やか

実数値;202(252)-xx-130-xx-200(252)-86(4)

技構成
・願い事
・守る
・イカサマ
・毒々

 

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 構築の潤滑油的存在。新顔のブラッキー君。今回ライボランドを組むにあたって、ランドロスが役割集中に弱い→HPを回復出来たら強いんじゃね?→願い事をパーティに入れよう→願い事といったらブラッキーという経緯で入ってきた。調整で悩んでいたが、いろんなブラッキー入りの構築記事を漁っていると特殊受けのブラッキーを採用している方がいらっしゃり、試しに採用してみたら非常に馴染んだためHDブラッキーを採用した。こちらがその参考記事(掲載許可済)

dorachan0910252.hatenablog.com

 前期特殊受けはクレッフィにほぼ一任させており、今回特殊受けを探していたこともあって構築のニーズと非常にマッチした。202-200の圧倒的HDラインは本当にすごかった。またライボルトランドロスの威嚇とんボルで繋ぐことで物理受けも場合に応じて可能になるという変幻自在っぷりには感動した(ただイカサマとはアンチシナジー)。メガリザYの晴れ放射が40.1%~47.5%しか入らない驚異の硬さ。眼鏡ミトムのドロポンも相当余裕をもって受かる。願い事採用によってヘラ入りやクチート入りにランドブラッキーの並びを躊躇なく出すことが出来、サイクルを回す上でランドが削れても回復できるのが強く、苦手だった対ヘラ軸にブラッキーを入れることでかなり分の良いサイクル戦を仕掛けられるようになった。また特性シンクロによりメガガルの秘密を甘んじて受けることが出来る。

 34/95 選出率36%

 選出時勝率61%

 

f:id:nemo00960807:20161018115505g:plainエンテイ@突撃チョッキ

特性;プレッシャー

性格;意地っ張り

実数値;207(132)-165(116)-115(92)-xx-102(52)-135(116)

(B27の妥協個体)

技構成
・聖なる炎
ニトロチャージ
ストーンエッジ
・地均し

 

 ここまでライボランドマリルリブラッキーと構築していくにあたって、元々重かったのにマリルリがチョッキを脱ぎ捨てた事でフェアリーハイボ勢の脅威に怯えていたところ、フェアリーハイボ勢に軒並み強く、かつ後続の物理アタッカー(ガブやランド等)に交代すれば50%火傷の

脅威を逆に与えられるチョッキエンテイを組み込んだ。

 前期まではニン○ィアやサーナ○トといった脳筋ポケモンを見るだけで嫌気がしたが、こいつが一体いるだけで何食わぬ顔でライボランドをフェアリーハイボ勢入りに出すことが出来た。またライボランドブラッキーが大きく苦手とするウルガモスにも滅法強く、非常に環境に刺さっていたと感じた。HDラインは眼鏡ニンフィアのハイボ確定4発。ライボランドで重くなりがちなドランにも強くて素敵だった。

 あと見た目はモサモサしてるのに意外と速く、対ガッサにも大きく貢献してくれた。今期のMVP。

 34/95 選出率36%

 選出時勝率70%

 

f:id:nemo00960807:20161018115523g:plainゲンガー@メガ石

特性;ふゆう→影踏み

性格;臆病

※メガ進化後
実数値;167(252)-xx-100-190-116(4)-200(252)

技構成
シャドーボール
・道連れ
・滅びの歌
・身代わり

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 前期のマンダの枠。役割対象はバナ、受けル、クレセ等。あとオニゴーリやピクシーといった害悪も強引に持って行ってもらう。他のポケモンたちがあまりにも害悪に弱い。

 ある意味一番役割を定義しなかった為上手く使いこなせなかった感は否めなかったが、代わりを見つけようにもほろゲンより優秀な代わりも見つからずそのままにしていた。もっと模索すれば良い枠がいるかもしれないが自分には分からなかった。レパガッサでガッサを起点にできるのは震えた。またブラッキー先生の願い事でHP回復することで滅びの歌2曲目に突入できる。重たいポケモンとかよくわからんけど辛いポケモン(トリトドンとか)を持って行ってもらう。重いポケモンはトップメタ以外のピンポ気味でパワーが他と比べると劣るポケモンが多いので、強力なメガ枠である子のポケモンとピンポ気味のポケモンを11交換している時点で戦況はやや不利なのでこの選出時勝率になってしまうのも当然なのかなとも感じた。この一枠には一考の余地がある。

 30/95 選出率32%

 選出時勝率50%

 

【辛いポケモン

・腹太鼓マリルリ

 今やPGLにランクインするほどのトップメタである。エンテイブラッキーを新たに加えたことで代わりに相手のマリルリが鬼の形相で出てきた。今期は何度太鼓マリルリにイージーウィンされたかわからないレベルで辛かった。以下の辛いポケモンの中でも屈指に辛い。

 

クレセリア

 前期はクレッフィを使っていた為むしろ起点にできたがやはりこの耐久お化けは脅威であった。サイキネ持ちだと2発でマリルリが半分削られる為マリルリが勝てない。(オボンなら勝てるのに・・・)

 

 ・スイクン

吠えないでください。

 

マンムー

ライボランド宿命の敵。マリルリが滝登りを失ったのでめっちゃきつい。正直マリルリこいつの為に叩き切って滝入れて役割特化にした方が強いと思う。

 

サザンドララティオスといった炎技半減の特殊アタッカー

今回マリルリがチョッキを捨てたことや、エンテイの対竜性能が低いことからかなり立ち回りが制限され、有利対面からアドを取られることが多かった。

 

メガチルタリス

フェアリーハイボ対策でエンテイ入れてるのに炎技半減にするのやめてください。

 

カバルドン

かなり重く、頻繁にゲンガーで連れていく。

 

オニゴーリ

マッチングしないことを祈るのみ。個人的に新作で調整入ってほしいポケモンナンバーワン。

 

【基本選出】
・対ガルガブゲンボルトスイクン
ライボランドマリルリ

前期と同じ並び。対厨パはこれで比較的安心して戦える。

 

・対ヘラ軸

ライボランドブラッキー

ヘラ対策はブラッキー

 

・対ポリクチ

柔軟に対応。基本的にポリクチにはライボランドは強い。

 

・対レパルガッサ

マリゲンランド

マリルリレパルダス、ゲンガーでガッサを見るようにしたい。大体裏はバンドリマンダなので一応ランドも持っていく。

 

 

【感想】

 今シーズンはラストだというのにバイトとかで疲れてモチベが全然上がらず、最終日に一気に80戦強こなして上げに行った。2100を目指したい今期ではあったが1700スタートからのラスト1日だけでは2000に辿り着くのが自分の実力的に限界だった。自分の実力不足を痛感し悔しいシーズンであった。

 新作ではメガ廃止と個人的に予想しているのでライボルトはもう使わないと思うが、最後のシーズンを好きなポケモントップ2のマリルリ,ライボルトで戦えたのはORASの良き思い出として、これからも旅パとかでまた会ったらこいつらは大切にしてやろうと思う。

 ここまで読んでくださってありがとうございました。

 

 

君嘘(四月は君の嘘)は最高のアニメです。