アニメ・ポケットモンスターXY / XY&Zを振り返る 【トライポカロン編】
はじめましての人ははじめまして。ハンドタオルと申します。アニポケXYおよびXY&Zの総集編的な記事を書いています。
前回の記事を見ていないという方はよろしければそちらもどうぞ。
※ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
※また、パソコンでの執筆の為スマートフォン版だと表示、画像配置に若干の違和感が生じる可能性がありますので予めご了承ください。
今回はセレナを中心とした【トライポカロン編】です。
以下常体。
そもそもトライポカロンとは一体どういったものなのか?コンテストとはどう違うのか?という疑問があるかもしれないので一応説明。
トライポカロンとは、「ポケットモンスター」の作中で開催されているイベントの一つで、トレーナーがポケモンとのパートナーシップを様々なパフォーマンスで魅せる大会である。カロス地方で盛んに行われ、各地で大会が開催されている催し物。内容はゲームでの「ポケモンコンテスト」と似ている。
トライポカロンに出場するトレーナーは「ポケモンパフォーマー」と呼ばれ、参加出来るトレーナーは女性のみ。故に作中では乙女の祭典と称されることも少なくない。
(トライポカロン - Wikipedia より参照)
特徴としては「コンテストバトルが無い」「参加者が女性限定」「サブ審査が多数」というのが挙げられるのではないだろうか。
◆開催システム
①カロス各地で開かれるルーキークラス大会に出場する
②そこで優勝すると「プリンセスキー」が授与される
③プリンセスキーを3つ集めると、マスタークラス大会への出場資格を得る
④更にそこで優勝すると「カロスクィーン」の称号を得られる
◆大会内容
一次審査と二次審査に分かれており、一次審査を勝ち抜いた者だけが二次審査に進める。これはコンテストと同じ。
だがコンテストと違って判定審査員は特に決まっておらず(一次審査のみテーマによってはいることもある)
最終的に優勝者は観覧席からの投票で決定される。
(アニヲタWiki(仮) - トライポカロン より参照)
それでは早速セレナのトライポカロンを追っていきたいと思う。が、
セレナの良さの大きな1つはトライポカロンに行き着くまでの過程だと感じているので、まずはそこから見ていきたい。
<サトシとセレナの出会い>
今までのアニポケシリーズでそのような描写がなされたことは一切ない為後付け設定であると思われるが、サトシとセレナは幼少期に一度会ったことがある。オーキド主催のポケモンサマーキャンプ(サマーキャンプ自体は何度か本編で描かれたことがある)で足を負傷したセレナをサトシが助ける、ということがあったらしい。
そこからセレナはサトシに一目惚れ(?)をし、ある日サトシがテレビに映っているのをみて再び会ってみたいと強く思うようになる。初期設定の段階でサトシに対し程度は定かではないが好意を抱いていた。有名なサイホーンレーサーである母・サキの影響でサイホーンレースの練習をしていたが、それは嫌々ながらしていただけであり、本当に自分のしたいことについて疑問を持っていた。
セレナの母・サキ。最初の印象ではわりと頑固そうなイメージ。
朝に弱いのか朝練を寝坊し、頻繁にヤヤコマに技「つつく」で起こされていたっぽい。
「その起こし方やめてっていってるでしょ!(怒)」
<旅に出てから>
サトシの1つ目のジムであるハクダンジム戦が終わった後、サトシ、そして既に同行を決めていたシトロン、ユリーカに誘われ、セレナもサトシ達と一緒に旅をすることを決意。7話目にして漸くパーティメンバーに加わった。これは今までのどのヒロインよりも遅いらしい。
<プチデビュー?> XY21話
ポケモンとそのトレーナーのプロモーションビデオである「トレーナープロモ」に挑戦。トレーナープロモはカロスでは有名なイベントで、ネットで配信しているらしい。セレナも一度興味本位でやってみたかったらしい。ちなみに当時の1位はパフォ-マーの憧れであるエル。
この回のフォッコ可愛すぎてここからフォッコ大好きマンになりました()
<ライバル登場> XY25話
後々ライバルとなるミルフィーが登場。ポフレ作りが得意なセレナであったが、そのポフレの味についてミルフィーに煽られ喧嘩寸前に。
その後町で行われるポフレ大会に出場。ここでお互いのポフレ作りの腕前を競うことになった二人。
ちなみに勝ったのはよくわからんモブキャラ。
<もう一人のライバル登場> XY39話
ポケモンサマーキャンプにて今後のセレナのパフォーマー人生を大きく左右するライバル・サナが登場。そこでトレーナープロモでブレイクし、一気に有名な一線級ポケモンパフォーマーになったエルの近況を聞く。
サナもそれをみてポケモンパフォーマーを目指す決心をしたらしく、セレナもトライポカロンを一度みてみたいと思うようになる。
そして二人きりになった時、サトシの夢への強い意志を訪ねる。
「このキャンプでやってきたこと全部、これからの役に立つんじゃないかって思うんだ。」
「この旅全てが、カロスリーグに繋がるんだ。俺の夢はポケモンマスターになることだ!」
「サトシは頑張ってるよ。夢、ちゃんと持ってる。」
↑セレナの自分自身への気持ちが表れた重要なシーン。サトシへの尊敬と、まだ何もない自分への焦燥感。
「私の夢って何かなってずっと思ってたんだ。」
「いいじゃん、夢はゆっくり見つければ。」
「フォッコが一緒に夢を見つけようって」
「ポケモンと見つける夢か・・・」
<初めてのトライポカロン> XY46話
ポケモンサマーキャンプ後、サナと2度目まして。この町でエルのパフォーマンスが行われるという事で全員で観に行く。視聴者も初めてのトライポカロン。
司会はムッシュ・ピエール。今後すべてのトライポカロンは彼が司会を行う為、嫌でも記憶に残る。
ちなみにこの回、セレナはフォッコ以外で初めてのパーティポケモンとなるヤンチャムをゲットする。
<夢への決意> XY53話
個人的に必見だと思っている話。サトシ達が旅をしている途中、メークル牧場を発見。ここでは人がメークルに乗って戯れたりしているが・・・
セレナの母・サキ、ここで再登場。サイホーンレーサーの経験を生かしてどうやらメークル乗りのコーチをしているらしい。
サキ「ちゃんとサイホーンレースの練習してる?」
セレナ「う、うん・・・。」
ここまで約50話で色々なことがあり、徐々に自分のやりたいことが分かってきたセレナ。サイホーンレーサーの道ではなく、ポケモンパフォーマーの道に心が傾きかけていたこともあり、母の言葉に苦しい返事をする。一方で母は自分と同じ道を歩んでほしいという願望から当然サイホーンレーサーを目指してほしいと考える。
みんなでサイホーンレースの練習後、昼休憩。その間にセレナはフォッコとヤンチャムを裏に連れてパフォーマンスの練習。しかしそれを母に見られる。
その後ロケット団が小屋を襲うが、セレナが母譲りのサイホーン操縦技術を駆使し追尾、撃退。
サトシ「サイホーンで追ってくるなんて流石だな!」
サキ「その才能を生かすべきよ!」(パフォーマンスの練習なんてしなくていいって意)
ここでもやはり母のサイホーンプッシュ、しかしセレナ、
「私、ポケモンパフォーマーになりたい。だから家には帰らない。」
サキ「なんでも中途半端なアンタが続くはずない。」
母も臨戦態勢。
「勝負して!レースで私が勝ったら、私の本気を認めて。」
サイホーンレースではなく、この牧場にいるメークルに乗ったメークルレースで勝負を決める。なぜメークルかというと、メークルの持ち手であるツノは乗っている人の気持ちを読み取り、気持ちが強い程はやく走ることが出来るとされているからである。
レーススタート!
しかしセレナ、致命的な転倒をしてしまう。
「諦めない・・・!」
絶対にポケモンパフォーマーになりたいという強い気持ちがメークルにも伝わり、徐々にセレナが距離を詰めていき、そして・・・
セレナ、ママにレースで勝利!!!!
「レーサーになるのが嫌で逃げ出したけど、みんなに出会えて、旅をする中で、やっとなりたいものを見つけたの。」
サキ「本気なのね。」
セレナ「もう諦めたくない!」
<トライポカロン ルーキークラス ヒヨク大会> XY60話
アニポケXYが開始して1年以上経った第60話にて遂にセレナがトライポカロンにデビューする。場所はヒヨクシティ。ちなみに59話はサトシとセレナがデートする回であり必見である。
サナ、そしてムサヴィー(ムサシ)も参加する。ちなみにムサシはAG編やDP編でもコンテスト経験があり、なんやかんやでかなり勝ち上がっている圧倒的実力者である。
??「ほんとに行かなきゃダメなの?」
秘書「お願いします。明日迎えを付けますので。」
大御所感あるおばさんもこの回に初登場。正直こういうキャラ位置嫌いじゃない。
優勝者にはプリンセスキーが贈呈され、プリンセスキーを3つ集めるとマスタークラスに出場することが出来る。マスタークラスの優勝者がカロスクイーンになることができる。
一次審査はポケモンをデコっておしゃれにする「ポケモンスタイリング」。
一次審査一組目はサナが無難に勝利。
ムサヴィー作・ビーストバケッチャは伝説である。
そしてセレナ登場。
「始めるよ!私たちの夢! 」
「ねぇフォッコ。この日の為に私たち、いーっぱいトレーニングしてきたよね。サトシも言ってた。今までの旅、無駄なことなんて一つも無いって。今日は、昨日までの全部をぶつける。」
あ
フォッコ、まさかの転倒。
これが致命傷となりセレナは一次審査落選。
その後二次予選もサナが突破し優勝。セレナとは明暗が分かれる形となった。
初めてのトライポカロンで敗退した翌朝、フォッコとヤンチャムを連れて港に来たセレナ。
「ごめんね。私のせいで・・・。」
翌朝来た迎車に乗って移動するおばさん。車の停車時に外で悔しがるセレナをたまたま見つける。
「でもね、今日やっと夢のスタートラインに立てたの。」
そしてまさかまさかの・・・セレナのヘアチェンジ&着せ替え!!!
セレナの挫折、そして着せ替えイベントがある為、アニポケXYを語る上で60話は絶対に欠かすことのできない神回であり髪回である。ちなみに胸の青いリボンは59話でサトシがセレナにあげたプレゼントっていう小ネタも仕込んである。
<BBBBBBBBBBBBBBB> XY64話
セレナのフォッコ進化回である。ちなみにこの日僕は落ち込んで次の日までご飯が喉を通らなかった。
アニポケのフォッコの鳴き声めっちゃ好きだった・・・。
<トライポカロン ルーキークラス フウジョ大会> XY80話
セレナのトライポカロン2戦目。テールナー、ヤンチャムに向かって一言。
「ふたりとも、今度こそ勝とうね。」
ドレスはサトシ6つ目のジムの相手だったマーシュがデザインしたお洒落な服。ちなみに前回のドレスはセレナの母が勝ってくれたプレゼント。
約60話ぶりにミルフィーが登場。
「髪切ったのね。なんかあったの?サトシにフラれちゃったとか?」
セレナがサトシに好意を寄せているという事を女の勘で知ってるミルフィーのセレナいじり。ミルフィーのキャラだからこそ出来る芸当であり正直このやりとりはアニポケ勢をほっこりさせる。
一次審査はポフレ作り。やはりセレナとミルフィーの対決にポフレは欠かせない。
ミルフィー、ムサシは難なく一次審査突破。
そしてセレナも初の一次審査突破!
そして二次審査・フリーパフォーマンス。
ムサヴィとニャース
そしてセレナ。
優勝者は・・・?
セレナ、XY80話、放送開始623日目にして初優勝!
<イーブイゲット> XY89話
セレナがダンス好きなイーブイをゲットする回。3匹目のパーティポケモンである。
<トライポカロン ルーキークラス ヒャッコク大会> XY91話
イーブイという新たな仲間もゲットし2つ目のプリンセスキーを目指すセレナはヒャッコクシティにてトライポカロンに出場する。
前回セレナが優勝したフウジョ大会ではミルフィーと争ったがサナは出場しておらず、今回はサナとの優勝争いが予想されるセレナ。なんかよくわからんデブスも参加。
今回の一次審査・テーマパフォーマンスはポケモンクイズ。乙女には知性も必要らしい。一理あるが一理しかない。
Q1.イーブイの進化は多々ありますが、フェアリータイプは何でしょう?
デブス「エーフィ!」
カモネギ「・・・・・・・・・・。」
このデブス、お馬鹿なのである。 セレナが一次審査突破し二次審査進出。サナも当然ながら一次審査突破。なんやかんやでムサヴィも二次審査進出。ムサシのこの安定感は称賛されるべきである。
サナは強い(確信)
しかしセレナも負けてない。
イーブイも感動
観客の人たちがポケリウムにて投票。優勝は・・・
セレナ優勝!2つ目のプリンセスキーゲット!
<トライポカロン ルーキークラス レンリ大会> XYZ8話(XY101話)
マスタークラスへの出場権まであとプリンセスキー1つに迫っているセレナ。この日はイーブイのデビューの日。今日で決めることが出来るか。
レンリ大会のステージは初の野外。滝の地形を利用したフィールド。
緊張するイーブイにセレナが声を掛ける。
「私も最初はすごく緊張したなぁ・・・。もちろん、今もしてる。それに、すごくワクワクしてる!」
こうして振り返ってみるとセレナもかなりたくましくなってたんだなって実感する。
この人も久々の登場。
ちょっと楽しみそう。
「みんなそばにいるから。大丈夫よ。」
そして当日。デブスで馬鹿のネネも参戦。
嘘...だろ........。
完全にトライポカロンキャラとして定着したピエール。観客からも人気みたい。
セレナ、ネネ、ムサヴィら3人は全員一次審査であるポフレ作りを突破。
そして夜の部、二次審査。まずはネネ。
そしてムサヴィ。毎回かなりの完成度で仕上げてくる。
そしてセレナ。
ここまで来るとセレナもかなりハイレベルであるし、作画も気合が違う。アニポケXYZはすごい。
イーブイ、演技の途中で落下。
やっちゃった感出すイーブイ。でも、
セレナ、強くなった。
笑顔のセレナを見て失敗してしまったイーブイも気合を入れなおす。
セレナだけじゃない。テールナーも強くなった。
フィニッシュ!!前回転んだ時はそれで全て終わってしまったけれど、今度はみんなで乗り越えた。
でも終わった後はさすがにちょっと凹むイーブイ。
「大丈夫よ。それよりどうだった?初めてのパフォーマンス楽しかった?」
勝ち負けより大切なことってあるよね、そんなことを教えてくれる神シーン。この絵めっちゃ好き。
優勝は・・・ムサヴィ!!
<イーブイが・・・・!> XYZ12話(XY105話)
イーブイ進化回。セレナ好きなら必見の回である。
<トライポカロン ルーキークラス フレイ大会> XYZ16話(XY109話)
3つ目プリンセスキーをゲットすべく、フレイシティ(アニメオリジナル)にて開催されるトライポカロンに参加するセレナ。だがここは町で大人気のアメリアが居る町であった。
服装、エーフィ、そして色違いのハクリューと、紫一色で揃える意識の高さ。強敵の予感。
大御所感あるおばさんことヤシオも観戦。
今回のテーマパフォーマンスはサイホーンを自分の場所に引き付ける審査。いよいよ一次審査が怪しくなってきた。
だがサイホーンの扱いはセレナの十八番。一瞬で懐かれ余裕の一次審査突破。
アメリアも技「メロメロ」を巧みに使一次審査突破。二次審査は地元票がアメリアを占めることが予想される。
そして迎えた二次審査・フリーパフォーマンス。
アメリア、負けてほしいが普通にいい演技だった。
セレナのフリーパフォーマンスの番。ここから始まる、伝説の神作画。
ヤシオもチェックする気満々。
「テールナー、火炎放射!」
満場一致の神作画。めっちゃグルグル動く。
トライポカロンの観戦では厳しい表情をすることが非常に多かったヤシオだが、セレナのパフォーマンスを見て頬を緩める。
「さぁ、決めるわよ!!」
「フィニッシュ!!」
二次審査結果へ・・・
優勝は・・・・・
セレナが優勝!!3つ目のプリンセスキーゲット!!これでトライポカロン マスタークラスへの出場権を手中に!!
辛い時も確かにあった。
でもその度に、ポケモンたちと一緒に乗り越えた。
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