SMシーズン4使用構築 双璧対面軸 Remix.サイクル【最高最終レート2100】
リアル事情でサンムーンはシーズン1以来の参戦です。早速ですがこちらが今期使っていた並びになります。本ロムのハンドソープ、サブロムのAwa*HandSoapの両ロムで使用し、サブロムで最終2100を達成することが出来ました。
※(追記) 8月に行われた第34回シングル厨(200人規模)でも同構築を使用し、6位という成績を収めることが出来ました。
【構築経緯】
今シーズンは序盤で様々なPTを使っていましたが、その際に襷ギルガルド+Zミミッキュの並びが非常に汎用性が高く、明確な強さを感じました。この対面性能の高い2匹にさらに猫捨て身ガルーラを加えれば弱いわけがないと感じ、残りの3枠は各々のシナジーは一切考えず、役割対象だけを考えそこに強く出れるポケモンを入れました。採用意図は以下の個別解説を見ていただけると幸いです。
採用経緯
②猫捨て身メガガルーラ
③カプレヒレ
④霊獣ボルトロス
襷ギルガルド&化けの皮を持ったZミミッキュが始点なので"双璧"対面構築です。
以下常体。
【目指すゲーム展開】
初手の襷ギルガルドで1匹持って行き、死に出しで出てきた2枚目を見てから3枚目をある程度予想しつつガルドを切り、ガルorミミッキュで相手の2枚目を攻略し、ラス1で締める。一人一殺を目指す。
相手にゴリゴリの物理受けがいる構築ではこれで崩すことは難しいが、中途半端な受けしかいないようなパーティには圧倒的な勝率を誇ることが出来た。
【個別解説】
ガルーラ@メガ石
特性:肝っ玉→親子愛
性格:陽気
※メガシンカ後
実数値:181(4)-177(252)-120-xx-120-167(252)
技構成
・猫騙し
・捨て身タックル
・冷凍パンチ
・炎のパンチ
対面性能が高く、範囲の広い技構成。地震や不意打ちが欲しい場面もしばしばあったが、それでも上記4つの技のどれも切ることが出来なかった。軸であるミミッキュガルドに一貫するゴーストの一貫が切れるポケモン。基本的には2番手以降に置くが、相手にマンムーが見える時などは初手に投げていく。ミミッキュ入りの構築に対してはほぼ毎回選出していた。
"怯まなければ"メガギャラドスを後出しから突破できるのも強み。
●主な役割対象
ミミッキュ、マンムー、ガルーラ、ギャラドス、カプレヒレ、(カプテテフ)、アシレーヌetc...
ギルガルド@気合の襷
特性:バトルスイッチ
性格:おっとり
実数値:135-200(236)-153-222(252)-170-83(20)
技構成
・目覚めるパワー氷
・聖なる剣
・影撃ち
構築の始点のACギルガルド。ドヤ顔で身代わりを貼ってくるポケモンに逆ドヤ顔が出来るポケモン。メガバシャも倒せる。基本的に初手に出す。シャドーボール+影撃ちで相当な数のアタッカーを縛れるが、大体影撃ちのタイミングでゴツメ持ちやガブリアス、カプテテフが裏から出てくる為、そういった欲張りなトレーナーを破壊する為に影撃ち圏内に入った相手には半分くらいでシャドボめざ氷を選択した。一応突っ張ってきても裏に強烈な先制技持ちポケモンが2枚控えており、ローリスクハイリターンなプレイングを序盤から仕掛けることが出来る点が非常に強かった。副産物として受けループにも強めなのも良い。
●初手時役割対象
霊獣ランドロス、ガブリアス、メタグロス、霊獣ボルトロス、ボーマンダ、カプテテフ、(カプコケコ)、バシャーモ、(リザードン)etc...
また、対素催眠メガゲンガーとの対面も、避けるor当たる→最速起きなら突破でき、2ターン眠りでも影撃ちを打つことで後続のミミッキュの圏内まで持っていける為、素催眠被弾後も最長眠り以外ならばある程度リスクケアを取ることが出来る。
ミミッキュ@フェアリーZ
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値:131(4)-156(252)-100-xx-125-148(252)
技構成
・じゃれつく
・シャドークロー
・剣の舞
・影撃ち
対面性能の塊。説明不要の強さ。最初はテッカグヤやヒードランに打つゴーストZで運用していたが、単純にじゃれつくの命中不安の改善、威力の差からフェアリーZで1800以降は運用していた。ゴーストZが欲しい場面もあるが、それよりもバンギやガルーラ等々に打つフェアリーZでよかったと感じる場面の方が多かった。
●役割対象
たくさんのぽけもん
カプ・レヒレ@バンジの実
特性:ミストメイカー
性格:図太い
実数値:172(212)-xx-165(116)-136(164)-151(4)-107(20)
技構成
・波乗り
・自然の怒り
・挑発
調整はどこかからパクってきたもの。Cは無振りバシャーモを確定で落とせるライン。対面構築とはかけはなれたサイクル寄りの構成であるが、上記3匹でどうしてもきついカバルドン、ポリゴン2、テッカグヤ等の受けに圧倒的に強く、痒い所に手が届くポケモンであった為、この構築においては絶対に欠かすことが出来ない枠。ちなむとヒードランへの打点はこいつしかない。
相手のカプコケコや霊獣ボルトロスなどへの切り替えしが上記3匹だととても出来ないので苦しいが、パーティから外すことも出来ないので、こいつの為だけにサイクルに参加しつつ、対面性能もある程度高い介護用ポケモンを残り2枚固めた。それがメガリザードンXと霊獣ボルトロスである。半分回復木の実は最強。
霊獣ボルトロス@ラムの実
特性:蓄電
性格:控えめ
実数値:155(4)-xx-90-216(252)-100-153(252)
技構成
・10万ボルト
・目覚めるパワー氷
・悪巧み
環境に多く存在していた流行りのカバマンダに強く出れる自慢のラム霊獣ボルトロス。後出しからカバルドンを突破できる。性格は臆病だと+2めざ氷で215-92の物理受けカバルドンが43.8%の中低乱数であることに対し、控えめだと87.5%の高乱数である為、あくまでもこの構築においては控えめ以外あり得ない。最初はSを削り耐久調整していたが、突破した後せめてミミッキュの皮くらい剥がして散れやと思った為CS極振り。メガマンダの特化捨て身をステロ込みでも耐えるのでまあ良しとする。
ドヒドイデを破壊できる唯一のポケモンであり、ブルルドヒドイデ抹殺の使途。気合玉が無いことでナットレイやトレースポリ2への打点が乏しいが、気合玉があることで"当たれば勝ち"という状況が増え、結果外して禿そうなのでいっそ無い方が割り切って別の処理ルートに集中できるので無い方がいい技かもしれない。
電気&地面の一貫無効枠であり、表選出で、初手カプコケコとガルーラが偶発対面したときのZ、ギルガルド対面でのボルトチェンジを躊躇させることが出来る。
受けループに強めなのもポイントが高い。めっちゃ強くて選出時勝率はかなり高いはず。
個体を貸してくださったぽぷらっちさん、ありがとうございました。
リザードン@メガ石X
特性:猛火→硬い爪
性格:陽気
※メガシンカ後
実数値:175(172)-160(76)-132(4)-xx-106(4)-167(252)
技構成
・ドラゴンクロー
・龍の舞
・羽休め
H:16n-1
A:H252シールドギルガルド確1
BD:端数
S:最速
カプレヒレを介護する為に採用されたポケモン。メガシンカすることでカプコケコへの後出し性能が非常に高くなる。加えて相手のナットレイとメタグロスとクチートに強い。
ただ、役割対象だけを考え、レヒレとの個々のシナジーを一切考えなかった為、ミストフィールドとドラクロの相性が非常に悪い。要検討枠。
こいつとレヒレはかなり多くセットで選出し、その選出をする時は対面ではなくサイクル戦を仕掛けていく。
※(追記) 第34回シングル厨ではこのポケモンだけ技構成を変え、フレドラ/地震/鬼火/羽休めとして使用しました。
変更理由としては、ドランが構築単位で致命的に重く、またドラクロがミストフィールドと相性が悪い為です。鬼火はコケコのボルチェンから出てきた霊獣ランドロスを意識して採用しましたが、竜舞の方が良かったと感じる場面が多かったです。
ただ、リザXの地震に関しては猛烈に刺さり、決勝トーナメントを勝ち上がるキーになってくれました。
〇構築全体として命中不安技がミミッキュのじゃれつくと、レヒレの怒りだけで残りは100%で固められ、かつミミッキュはZで必中に出来る事から、技外しをすることが滅多に無く、安心してダメージレースを展開することが出来た。この点はレート差マッチでも生きる場面が多かったので、今後も意識していきたい。
【選出パターン】
一番左が初手
基本選出。スムーズにこの選出が出来る相手には滅法強い。
かなり攻め気質のメガメタグロス軸やステロ展開が読める時に。
双璧の2枚+相手の物理受けを崩したい時。
ガルよりリザの方が刺さっていると感じた時。主に対グロス。
ガルが刺さっていて、かつ物理受けを崩したい時。ステロ枠がいそうなときはガルドではなくミミッキュを控えさせる。
サイクル戦を仕掛ける時。
【きついポケモン 並び】
・ヌケニン入り受けループ:
ドヒドイデ&ヌケニンの並びを崩すことが不可能な為、ヌケニンが出てきたらさっさと降参していた。
・ヒードラン:草Zは即降参級
・トリルメガクチート:リザのHP管理がシビア
・メガメタグロス:単純に重い
・ナットレイ:不快
・メガガルーラ:キツイが案外立ち回りでなんとかなる
・マンムー:ゴツメ奴だとほぼ負け
【終わりに】
今期は非常にモチベーションが高く、本ロムとサブロムの2つ合わせての対戦数が自己ベストであるほど、ポケモンを楽しめた最高のシーズンであった。というのも、6月半ばに開催されたからきおす杯という大会で自分のポケモンへのモチベーションが大きく高まったからである。見ていないとは思うが主催のカラーさんとたかきおすさんにはこの場を借りて感謝したいと思う。
来期も頑張ります。次はサイクル構築を使いたい。