アニメ・ポケットモンスターXY / XY&Zを振り返る 【ポケモンリーグ編】
こんにちは、ハンドタオルと申します。この度は長い時を経てこのシリーズを完結させるべく筆を執りました。アニポケXY・XY&Zの完結からは既に1年が経過しましたが、いずれ完結させたいなとぼんやり頭の中で考えてはいたので、SMからUSUMに移行するこの時期に書かせていただきました。
※はてなブログの容量的な問題で所々巻きで振り返ります。
※ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨です。
※また、パソコンでの執筆の為スマートフォン版だと表示、画像配置に若干の違和感が生じる可能性がありますので予めご了承ください。
今回はサトシの旅の集大成である、【ポケモンリーグ編】です。
※このシリーズは4部構成となっているので、まだ読んでないよというアニポケファンの方は以下のシリーズを読んでいただけるとより一層充実するのかなと思います。
以下常体。
カロス地方に集う強敵揃いのジムリーダー8人に勝利し、ジムバッチを8つ集めついにポケモンリーグへ参加するサトシ。
それまでパーティが5匹だったサトシだが、リーグ戦前に以前涙の離脱したヌメルゴンを再び仲間に加える。XY70話で別れてから53話ぶりの再会である。
「いよいよカロスリーグだ。だけど今の手持ちは5体。オーキド博士から送ってもらうことも考えたけど、俺、どうしても一緒にバトルしたいやつがいるんだ。」
「お前だよ、ヌメルゴン。一緒にカロスリーグで戦ってくれ。」
【サトシ 歴代リーグ戦 戦績】
カントーリーグ・セキエイ大会:ベスト16
ジョウトリーグ・シロガネ大会:ベスト8
ホウエンリーグ・サイユウ大会:ベスト8
シンウオリーグ・スズラン大会:ベスト4
イッシュリーグ・ヒガキ大会:ベスト8
【カロスリーグ ミアレ大会】
「アラン、カロスリーグ出るんだ。」
「あぁ、君と戦いたかったからね。俺は必ず勝ち進む。だからサトシも勝ってこい。」
作中最強のメガリザードンX使いのアラン。ここまでリーグ戦前まで描かれただけで17戦14勝1敗2中断の戦績。(1敗は四天王 ズミ戦)
そして大会のトーナメント発表。サトシの相手は・・・
当日、開会式。挨拶はカロスチャンピオン・カルネ。
「トレーナーの皆さん、全てを余すことなく、このカロスリーグで存分にぶつけてください。」
「カロスリーグ開催を、ここに宣言します!!」
オープニングバトルは、本編に何度も登場したトロバvsアラン。準々決勝までのルールは3対3のシングルバトル。
初手は両者リザードン。アランは元からだが、トロバもリザードを進化させて臨んでいた。
アラン「火炎放射!!」
トロバ「ドラゴンクロー!!」
「さぁ、最初からとっておきを出します!いきますよ!リザードン!!」
メガリザードンY登場。
「こっちも本気でいくぞ!進化を超えろ!メガシンカ!!」
アランのメガリザードンXの火炎放射と、トロバのメガリザードンYの熱風がぶつかりお互いが煙に包まれ、身動きが取れない。
その状況を嫌ったのはトロバ。次の攻撃に備える為、一旦メガリザードンYを上昇させる。しかし相手はあのアラン。
「正面、角度53度、火炎放射!」
一撃でトロバのメガリザードンYがダウン。
トロバは後続もアランのメガリザードンXを倒すことが出来ず、ゲームセット。作中最強のアランが2回戦進出を決める。
「僕のカロスリーグ・・・、終わっちゃいました・・・。」
「俺はマサラタウンのサトシ。夢はポケモンマスターになること!そして、カロスリーグ優勝だ!!」
「いけ!チルタリス!!」
「ゲッコウガ、君に決めた!!」
チルタリスの流星群。
「俺達の全てを出すぞ!!」
いきなりのフルシンクロ。遂に安定してモノにしたサトシ達の高み。
水手裏剣でチルタリスをワンパン。
チルタリスを撃破したサトシとゲッコウガは、その後も無双し余裕の1回戦突破。
これが歴代最強サトシの実力。
サトシの次の相手は、メガアブソル使いのアヤカ。2014年公開の映画「破壊の繭とディアンシー」のOPで登場しサトシとバトルしている。可愛い。
映画モブとの再戦は地味に熱い。
映画OPでメガアブソルに負けた描写があったルチャブルだが、ここでリベンジに成功。サトシはリーグ戦最高タイの準決勝(ベスト4)進出を決める。
残り1つのベスト4の座を懸け、戦うのはサトシのライバル・ショータと、サトシ達一行のお友達・ティエルノ(DD=ダンシングデブ)
ショータの初手はギルガルド。ティエルノはルンパッパ。
「こっちからいくよ!ルンパッパ、雨乞い!!」
「雨乞い…、水タイプの技の威力を上げてきましたか。ギルガルド、剣の舞です!!」
ティエルノ「ハイドロポンプ!!」
ショータ「速い…っ!?」
「そうか、ルンパッパの特性はすいすい。雨乞いで水タイプの技の力を強めスピードも上げてくる…。パワーもスピードもとなると…、少し厄介だな…。」
パワーとスピードを兼ね揃えたルンパッパに苦戦したショータとギルガルドであったが、ルンパッパの攻撃を上手くキングシールドでいなしつつ、隙を見て剣の舞を3回積み、ソーラービームのチャージ中に聖なる剣をヒットさせノックアウト。
ティエルノの2体目はライチュウ。
キングシールドを巧みに使うギルガルドに苦戦するティエルノであったが、ギルガルドの攻撃を穴を掘るで交わし、ブレードフォルムになったところ攻撃成功し、ノックアウト。
ショータの2体目のペロリームは、ライチュウにメロメロ攻撃を仕掛け、それを嫌ったティエルノはカメックスに交換、ハイドロカノンでペロリームをワンパンし、ショータを残ポケ1に追い込む。
「残るは1体。キミに懸けます!!」
「リーフブレード!!」
「カメックス、雨乞いだ!!」
散り際に雨乞い。カメックスは後続のライチュウに託し戦闘不能に。
「次に繋げるクールな雨乞いだったぜ!出てこい、ライチュウ!!」
「ライチュウ、雷だ!!」
雨下による必中雷。DD渾身のコンボ技。
「これまでの全てのバトル、全ての経験値が僕たちの強さです!!」
メガジュカイン登場!!
「ジュカインはメガシンカすると、特性:避雷針に変わるんです!雷は効きません!!」
「ジュカイン、ドラゴンクロー!!」
ティエルノとの白熱したバトルはショータが見事勝利し、準決勝進出。
作中からかなり強かったティエルノだけに、かなり良いバトルだったと思う。
準決勝の組み合わせが発表される。サトシvsショータがリーグ戦で実現。
【カロスリーグ・ミアレ大会 準決勝 サトシvsショータ】
「僕は越えたい!サトシに勝って、越えたいんです!」
「ああ!望むところだ!」
森のフィールド。準決勝からは6対6のフルバトルで、どちらか先に3匹戦闘不能になったらフィールドチェンジがおこなわれる。
サトシの初手はルチャブル。自分で頼んでセレナに作ってもらったスペシャルな衣装で登場し視聴者を震えさせた。ショータの初手はケッキング。
空手チョップや飛び膝蹴り、シザークロスを仕掛けるもケッキングの耐久が鬼過ぎて全然効かない。しかも回復技である「なまける」持ち。
セレナさんもケッキングにちょい引き気味。
「フライングプレス!!」
「今だケッキング!!カウンター!!」
サトシとルチャブルが猛攻を続けるも、間合いを見切られケッキングにカウンターを決められ戦闘不能。2体目はファイアロー。
「鋼の翼だ!!」
(ルチャブルの攻撃は必ず効いてくる。)
「回復する隙を与えるな!ニトロチャージ!!」
ニトロチャージからのブレイブバードが炸裂し、流石のケッキングもダメージが積り戦闘不能に。これで残ポケ5対5。
ショータの2匹目はブロスター。
ショータ「アクアジェット!!」
サトシ「避けろ!!……、追ってくるのか!?」
追尾型アクアジェットを披露
「スピードが持ち味のファイアロー。一瞬だけでも動きを止めることが出来れば、勝機はあると思ってました。」
3匹目はピカチュウ。
ピカチュウ渾身のアイアンテールをハサミで掴むブロスター。しかし、
「エレキボール!!」
ゼロ距離エレキボールからの10万ボルトで大ダメージを受けたブロスターは戦闘不能に。これで残ポケ4対4の五分。
ショータの3匹目はめちゃ強いギルガルド。
一筋縄ではいかないことを悟ったサトシは、得意とするフィールドを利用する戦法でいこうとするが、ギルガルドの聖なる剣で全ての木を切られてしまう。
アイアンテールも10万ボルトも全てキングシールドで防がれる。マジで強い。
一見絶望的だが、ここでサトシ何かに気が付く。
地面にアイアンテールをし、さっきギルガルドが伐採した木片を宙に散乱させ、
「キングシールドです!!」
「よしピカチュウ、木を投げつけろ!!」
木が邪魔してシールドフォルムになれず、キングシールドが出来ない。リーグ戦名シーンの1つ。
「10万ボルト!!」
サトシとピカチュウが長年培った故のコンビネーションでギルガルドを撃破。これでサトシが一歩リード。
サトシは一旦ピカチュウを下げ、オンバーンを繰り出す。ショータも同じドラゴンタイプのボーマンダを繰り出す。ORASが発売された頃にショータはアニメに登場したので、基本的に第3世代か第6世代のポケモンを使っている。
ドラゴン・飛行タイプならではの熱い空中戦。
ショータ「ドラゴンダイブ!!」
サトシ「アクロバットだ!!」
熱戦の末、両者ダブルノックアウト。残ポケはサトシが3、ショータが2。
お互いの次のポケモンはサトシが帰ってきたヌメルゴン。ショータはペロリーム。技が多彩な二匹の対決。
殴り殴られの攻防の末、ヌメルゴンの我慢とペロリームの妖精の風がぶつかり合いここも両者ノックアウト。これでショータはラスト1匹に。
ショータの最後の1匹は当然この相棒。
サトシもピカチュウを再び戦闘に出し、勝負を決めに行く。
リーフストームと10万ボルト、リーフブレードとアイアンテールがぶつかるが、最後はショータのジュカインが大技ハードプラントを繰り出しピカチュウ戦闘不能に。
ギルガルド戦でのダメージがあったとはいえ、流石はライバルのエース。覚えてる技が洗練されてる。
お互い最後の1体。サトシとショータのトレーナー同士は勿論ライバル同士だが、このジュカインとゲッコウガもお互いが進化前の時から作中で何度も戦ったライバル関係。
「見せてやる。本当の俺たちを。」
「行くぜゲッコウガ、フルパワーだ!!」
「ハードプラント!!」
「居合斬り!!」
「ゲッコウガ、影分身!!」
「ショータ受け止めろ!!これが俺とゲッコウガの全てだ!!」
「水手裏剣!!」
「やはりあなたは僕が憧れたトレーナーです。」
「俺も戦っててすっごくワクワクしたぜ!」
【カロスリーグ・ミアレ大会 決勝 サトシvsアラン】
「いよいよだ。アランは強い。全力でいくぜ!」
「楽しみにしてたんだ。ここで君と戦うことを。」
「ピカチュウ、君に決めた!」
「いけ!バンギラス!」
バンギラスの砂起こしでフィールドが砂嵐状態に。
砂嵐を水しぶきによってかき消すと、そのまま水で濡れたバンギラスに10万ボルト。フィールドを生かした戦い方はサトシの十八番。
その後流れるようにバンギラスを攻略し、まずはサトシがファーストアタックに成功。
流石はピカ様。
ここで一旦サトシはピカチュウを引いてオンバーンを繰り出す。アランはマニューラ。
「辻斬りだ!!」
「爆音波!!」
「冷凍ビーム!」
「辻斬り!!」
冷凍ビームを被弾するまでは五分五分の勝負だったが、そこからオンバーンの羽が凍結してしまいマニューラが押し切った。
サトシの3枚目はルチャブル。
ホッカホカのルチャブル。攻撃を受ける度にボルテージが上がっていく性格らしい。
飛び膝蹴りを試みるも、当たる寸前でキリキザンに回避され、地面に膝を打ち込んでしまい自傷ダメージ&動けない。
「ハサミギロチン!!」
一撃必殺技が決まり、ルチャブル戦闘不能。これで残ポケ4対4。
アランはキリキザンを一旦戻し、ケンホロウを出す。それに対してサトシもファイアローを出して空中戦を仕掛ける。この二匹の試合は特に作画が凄かった。
ダブルノックアウト。
ピカチュウvsメタグロス。アランのメタグロス、滅茶苦茶速い。コメットパンチや岩雪崩で歴戦の覇者ピカ様を一気に追い込む。
しかしサトシの指示で上に飛び乗ると、ゼロ距離から10万ボルト。大ダメージをお見舞いする。
最後は上空から頭にアイアンテールを叩き込みメタグロス撃破。ピカチュウは今大会ギルガルド、バンギラス、メタグロスという強敵を揃って倒した。
残ポケはアランが2、サトシが3とサトシが一歩リード。
ダメージが積もったか、リザードンにはやられてしまう。
ヌメルゴンの雨乞いにより雨下で激戦が続く。
最後は一撃必殺のハサミギロチンでヌメルゴンが戦闘不能。サトシが残ポケ1と追い込まれる。アランは優勝へ王手。
サトシのエース、ゲッコウガが弱ったキリキザンを軽く捻り、残すはお互いのエース対決。
「アラン。俺達は負けない。フルパワーで勝負だ。」
「リザードン、我が心に答えよ、キーストーン!」
「進化を超えろ!メガシンカ!!」
SATOSHI 疾風伝
「雷パンチ!」
「水手裏剣!」
「行くぞアラン!!水手裏剣!!」
「ブラストバーン!」
激しすぎる技のぶつかり合い!立っているのはゲッコウガ、、、
ウソ・・・だろ・・・?
強かった、最強の壁。
それでもここまでの道のり、ジムバトルから熱いバトルを繰り広げ、特にリーグ戦の準決勝、決勝と最高のバトルを見届けることが出来た。結果に賛否両論はあるだろうが、僕個人としては1年経った今は、良い終わり方だったと感じる。
「サトシが笑ってる。きっと、全力を出し切った納得のいくバトルだったんだ。」
「よくやった!ゲッコウガ。謝んなよ。俺はお前たちに感謝してるんだぜ。」
サトシのカロス地方での旅はこれで一区切りとなったが、いつかXY&Zよりも熱いバトル、仲間たちとの楽しい旅を見ることが出来たらいいな。